最近、給食がある幼稚園が増えています。
朝お弁当を作らなくて良いのは助かりますが、お弁当と違って、子供の嫌いなものも出てくるのが心配なところ。
子どもが少食で給食を食べない場合や大食いの場合は、細かな量の調整をしてもらえるのかも心配ですよね。
うちの息子の園は昨年から毎日給食になったので、体験をもとに給食の悩みについてお話します。
給食のタイプは?自園給食か、デリバリー給食か
一口に給食といっても、実はいろいろな種類があります。
お住まいの地域によっていろいろだと思いますが、幼稚園の給食は、自園給食かデリバリー給食のどちらかが多いのではないでしょうか。
私のまわりは、自園給食・デリバリー給食・弁当の幼稚園のどれかです
食事の悩みがある場合は、お子さんの幼稚園がどのタイプの給食なのかが重要です。
自園給食だと、おかわりできる
自園給食のメリットといえば、温かい料理が食べられることとおかわりができることです。
デリバリー方式では、一人ひとり同じ量が弁当箱に詰められているので、おかずのあまりがでません。
食缶から配膳する自園給食では、あまりがでるのでおかわりが可能です。
息子の幼稚園では、お残しなく、完食した場合におかわりさせてもらえるシステムです。
認可保育園は、自園給食
ちなみに、認可保育園は自園給食です。
系列の園で作った給食を運んでくる場合もありますが、離乳食のこともあるので、園に必ず調理設備があります。
幼稚園との違いですね
好き嫌いが多い子は?食べるまで居残り?
野菜を食べない、お魚が嫌いなど、いろいろな子がいますよね。
息子の幼稚園では、基本的に「嫌いなものも一口は頑張ろう」という方針です。
そして、一口はどんなに小さくても良いらしいです。
担任の先生ごとに違うのではなく、園全体でそう決まっているので、学年が上がっても同じルールなのが助かります。
息子もトマトが嫌いです。というか、酸味が苦手なので、デザートが柑橘類だと食べませんし、酢の物も残すことも多いです。
ただ、お残しするとおかわりができないので、空腹のときには必死に食べています。
少食な子は?お残しできる?
自園給食の場合、小食な子は面談の時に先生に相談しておくと、配膳する量を減らしてもらえます。
息子のクラスでも「これくらいなら食べられるかな?」と、先生が小食の子本人に確認しながら配膳しています。
夏に食欲が落ちているときなどは、連絡帳に書いておくと、特別お残しさせてくれたりします。
というタイプだと、先生も怒るし、保護者にも電話がきますが、昭和時代の様に食べるまで居残りさせられることはありません。
食べるのが遅い。時間内に食べきれない子は?
息子の幼稚園の給食の時間は、学年によって決まっています。
小学校に入学した後困らないように、年年少⇒年少⇒年中⇒年長と、だんだん給食の時間が短くなっていきます。
年少さんでは45分、年中さんでは40分、年長さんでは35分。
配膳は含まず、食べるだけの時間だそうです。
小学校では配膳して食べるまでが40分くらいなので、その練習ですね。
この制限時間は、学年で決まっているので一人だけ伸ばすことができません。
食べるのが遅い子も、時間になると終了になってしまいます。
食事中のおトイレ
うちの息子は、食べるの自体は普通の速度なのですが、一口食べるとウンチが出たくなるタイプ。
私からの遺伝です。ごめんよ
食べ物が口はいることで胃腸が動きはじめるのか、給食時間中におトイレに行くのです。
そして、トイレでウンチをしていると時間がなくなり、給食終了。
十分な量が食べられず、お迎えに行くと「おなかすいた・・・」と大騒ぎです。
個人面談で先生に相談しましたが、
とのこと。
確かにマナー的にはいけませんが、食べ終わるまで我慢できる年齢ではないように思えたので、「トイレには行かせてください」とお願いしました。
結局、箸が上手になったことで食べるスピードがアップ。
今では、給食時間内に食事+ウンチを済ませることができます。
同じ体質のお子さんは、ちょっと大変化もしれません。
お箸が苦手。怒られない?
給食には、箸箱セットをもっていっています。
幼稚園から、箸∔スプーン∔フォークのセットという指定がありました。
年少さんの後半から「お箸タイム」が始まり、給食開始後の5分は端だけで食べる取り組みをします。
年中さん以降は、基本的に箸で食べるように言われているようです。
息子の幼稚園は、給食で箸が下手だと保護者に電話が来て「ご家庭で練習してください」と言われます。
子ども本人が怒られることはないですが、保護者は怒られるということですね。
現在では「楽しく食べる」が大切にされている理由
親世代の私たちは、給食に嫌な思い出がある方もいらっしゃるでしょう。
でも現在では、幼稚園・保育園ともに「楽しく食べる」ことが大切にされているので、子供たちが辛くなるほどの厳しい指導はしないはずです。
根拠としては
先生や友達と食べることを楽しみ,食べ物への興味や関心をもつ。
出典:文部科学省、幼稚園教育要領(H29年3月)
子どもが生活と遊びの中で、意欲をもって食に関わる体験を積み重ね、食べることを楽しみ、食事を楽しみ合う子どもに成長していくことを期待するものであること。
出典:厚生労働省、保育所保育指針(H30年2月)
このように幼稚園や保育園にとって大事な役所の文書に、しっかりと「食べることを楽しみ」とあります。
そのほか、調べる限りどこを見ても「無理やり食べさせる」という風に解釈できる法律や資料はありません。
面談で、先生に相談しておくと良いこと
先生方も「楽しく食べる」ことの重要性をわかっているはずです。
給食関する指導が厳しくても、子どもが楽しく食べられる時間が保たれているなら、様子を見ていて良いでしょう。
子どもが給食を嫌がっていたり、幼稚園に行きたくないと言い出した時には、先生に相談するべきです。
などと伝えてみてください。
最後に「お家で頑張るべきこと」を聞いておくのがポイントです。
先生に問題を丸投げしている印象を与えないし、先生と協力できるので、問題が早く解決できるかもしれません。
まとめ
幼稚園の給食は、「自園給食」か「デリバリー給食」のどちらかだと思います。
教室やカフェテリアで配膳する「自園給食」では、細かな量の調整ができるので、少食の子・大食いの子に対応してもらいやすいです。
「デリバリー給食」では、仕出し弁当の様に一人前ずつ弁当箱に詰められて配られるので、基本的に量の調整はできません。
食事にお悩みがある子は、自園給食の園が合うかも・・・一度、見学してみて!
現在では、幼稚園・保育園ともに「楽しく食べる」ことが大切にされているので、無理やり食べさせられるということはない(はず)です。
食事に心配がある場合は、先生に「うちの子、楽しく食べられていますか?」と、声をかけておきましょう。
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